25年間ホームビデオを撮り続けた男性と、友人や家族そして恋人との物語。冒頭の幼少期はリアルで、途中まで本当の出来事・映像かと錯覚するホームビデオ風の技法は面白い。
あくまでもリアル感なので、場面変わると突然成長してるし周囲の人間関係がかわっていて、余白を想像することが楽しい。ドラマはカメラが回っている時だけではないことを思わせてくれる。
ラスト近くは少し展開粗いなと思いつつも、全体的に優しい登場人物たちとその関係性が心地よく、家族や友人は自分と同じ時を過ごす人達なんだと思える素敵な映画だった。
2年に1回くらい観たい。