「お前のいない週末なんて俺にはなんの意味もない」
昨年のGWはフランス映画しばりをしたので今年のGWはイタリア映画しばりにしてみる。
で、イタリア南部を舞台したフーリガンの話。
ナポリが好きなので、ちょうどナポリが舞台で南らしさは随所に出ていて景色や街並みは素敵。
世界中にゴマンといるであろう「サッカー愛」と「地元愛」がこじれて行き場のないエネルギーを抱え込んでしまってる人々に対する共感を得れなくなっている自分に気付く。これは老いなのか成長なのか。彼らに対してこれっぽっちも理解できなくなっている自分と対峙して、少し驚きました。
「フーリガン」という作品でも、ギャング映画のそれとほとんど大差ない!と断じたように、これまたギャング映画のそれと大差ないわけです。サッカーと地元がベースにあるだけで。
イタリア文化のエグいところに触れることができたという意味では、観る価値のある作品ではありました。