ざまんごー

滑走路のざまんごーのレビュー・感想・評価

滑走路(2020年製作の映画)
4.0
filmarks試写会で鑑賞させて頂く。
うーん、人生だな。。。

原作者の歌人の萩原さんが亡くなったのが今の自分と同い年で、それも感慨深い。ほぼ自分と同じ時間軸で、同じ時代を生きてたんだと思うと。

この年になると自分の思い通りに行かなかったことって絶対1つや2つはあると思うんだけど、それも含めて「人生」なのかなあとか。今辛い真っ最中でも、絶対それを超えたら光は見えるって事を信じて食いしばれたら。

とかいってその真っ最中にいたら、なかなかその先の事なんて考えられないのが人間なんだけどね。それもすごく解る。

最後の主題歌の「あなたの読みかけの人生の栞になれたことを」っていう歌詞が泣けた。
例え完成しなくても、ハッピーエンドにならなくても、自分の人生にも色んな人の色んな栞が挟まってるんやなーと思う。また誰かの人生の栞になれてたら良いなあ、と思う。

今年は余計に、自死というテーマが重く響くなあ。映画で取り上げられてる問題も、すごく時代に合ってる気がする。

なんとか、みんなこの時代を乗り切って欲しいし、自分も日々なるべく前を向いて生きれたら良いなあ、と思う今日この頃。

新人の歌太くんめっちゃ良い!存在感が半端なかった。翠ちゃんとのむず痒い恋愛が、とてつもなくきらめいて胸キュンだった。
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