このレビューはネタバレを含みます
信じていいのか疑いながら観るほど、現代の日本と離れた世界
ただそんなのもはやどうでもよくて、間違いなく言えるのは、この2人の心と愛がひたすらに美しい
おじさんは、この上ない喜びを与えてくれたリンポチェに感謝し、
リンポチェは、修行を終えて年寄りになったおじさんの世話をするのが人生最高の日だと言う
霜降りのように見える雪山の中に住む子たち
電気もなくて、iPhoneもなくて、生まれ変わりがある
10歳の男の子が、
僕はどうなるんだろう とか
自分が役立たずと思うことがある とか
そういうことを言ってしまう境遇にびっくりする
でも学校も通うし、一人でお留守番はさみしいし、
10歳の男の子なんだよね
彼は名前で呼ばれず、リンポチェと呼ばれる
彼がリンポチェ仮認定されるまでの道のり不思議
友と言った彼はどこに行った？お前が胡散臭いわ
ラダックからチベットの国境までは本当に徒歩でいくには有り得ない距離なのですが、色んなことを信じて進む2人
チベットに渡るのは叶わずとも、弟子に伝わるように吹雪の中で螺貝を吹く
日本に住む我々からしたら完全フィクションな光景なのですが、そこにいる2人の心が、これを真実だと言っていた
講評にも書いてあったけど、2人が幸せであることを願ってやまない
