サヤ

輪廻の少年 ノーカット完全版のサヤのレビュー・感想・評価

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課題

チベットの話と聞いて早とちりして、途中までは完全にチベットが拠点の話かと思ってた。インドだった。
リンポチェに向けられる周囲からの期待みたいなものは、日本のエリート一家に生まれた子どもに向けられるそれと、少し似たものを感じる。でも、日本には彼のような特殊な状況におかれた子どもはいないし、心情を想像するのは難しい。ドキュメンタリーというよりむしろ、小説の中の話のようにさえ思える。
電灯を星だと思うリンポチェ、その純真さというか、文明を知らない感じがすこしだけ羨ましい。

普段英語の映画ばかり観ているので、たまに他言語の映画を観ると、自分が思っている以上に、英語を耳で聞いていたことが分かる。加えて、英語以外であると映像にフォーカスして作品を観られる。
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