フェアにアンフェア

7番房の奇跡のフェアにアンフェアのレビュー・感想・評価

7番房の奇跡(2019年製作の映画)
2.9
韓国映画だと思ったらリメイク版だったですことよ。まぁいいや。

ストーリーが良い悪いの前にトルコの司法制度がわからないので、イマイチ状況がわからない、確か死刑制度でEUと揉めてたなくらい。こういうのってその国の制度がわからないとテーマが見えにくいんだけど、ラストからすると献身だろうか。ただただいい話のつもりなら。なんだかなという気がする。誰かを犠牲にしても元々が無実であり、犠牲になる誰かが納得しているならいいのか、悪いのか。

キャラクター描写は主演を中心に素晴らしくら途中の作劇も面白い、特に主演は完璧な演技だと思う、自分がどうスクリーンに映っているかを理解してるような演技。

何かしらのテーマが見えたら評価できたのだけど、根底にある善や正義に対する考え方がつかめず、上っ面をなぞった印象が拭えない。命をどう描くかの信念が見えてこない。