DK

7番房の奇跡のDKのレビュー・感想・評価

7番房の奇跡(2019年製作の映画)
4.0
血は水で落とせ
復讐では落とせない

トルコで起きた知的障害者の冤罪の物語。父娘の話でもある。
権力とは恐ろしいもの。
やはり司法が独立してちゃんとしていないと大変なことになる。これだから軍の力が強い国はろくなもんじゃないと言う見本みたいな話だった。
てなことよりも、この父娘の愛くるしいこと。だから泣ける。ストーリーは泣けたし、同じ7番房の懲りない面々は、なんだか犯罪者とは思えないほどいい人の集まりだったりする。
観終わってほっとしたし、良かったと思ったけど、よく考えたら何一つ解決してないことに思いを致した。正しいことをして、善人が亡くなったことには変わりなかったわけで、、なんかモヤモヤしたのはこれだったのか。
トルコの人たちっていうか、このイスラム系の人たちのこの純朴さってなんなんだろう。ちょい反則なんじゃない?と思うほど景色と相まってそんなことを思いました。
泣いてスッキリ、免疫も向上すること間違いなし!おすすめです。
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