三四郎

憧憬 あこがれの三四郎のレビュー・感想・評価

憧憬 あこがれ(1977年製作の映画)
1.0
高峰三枝子目当てで鑑賞。
田中健演じる「俺たちの街」を作るんだというバカらしい夢を見る弟に開いた口が塞がらなかった。
田中健はアメリカのヒッピー文化に影響を受けてアメリカ留学から帰って来るのだが、まずその、ドラッグ、セックス、アルコールで自由と平和を求めるヒッピー文化に共感できないから、考えの浅い夢見るお坊ちゃんをバカとしか思えない。
母親と兄の方に共感してしまった。寛大すぎる。

田中健も多岐川裕美も歯の浮いた科白ばかりで、しかも演出に凝ったのかもしれないが、その演出は見てるこっちが恥ずかしくなるもので…全てが失敗の映画だった。

なにがカルロスだ笑 演じてるカルロスもバカバカしかったんじゃないかな。
「風船が好き」ということをテーマにしたら、もっとロマンチックで深い物語が描けた気がする。同じ夢見る女性を描くにしても子供心を忘れていない純粋無垢な人として…。

ホントにつまらなかったな。ステーキ食べてるシーンは美味しそうで良かったけど。
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