みーちゃん

劇場版 きのう何食べた?のみーちゃんのレビュー・感想・評価

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)
3.9
ドラマ放映時に一緒に盛り上がっていた友人に誘われて。

好きなことは大前提での正直な感想。ケンジと、小日向さん&航くんは、想定内過ぎて、物足りなかった(言い換えると、もっと欲しい!)。それは内野聖陽、山本耕史、磯村勇斗の上手さとリンクしてる。ただ、キャスティングの中で、シロさんは、必ずしも西島秀俊である必要はないかもって、どこかでずっと思ってた。でも、映画を見て、やっぱりこの役は、この人が良かったんだと納得することができた。

◇ここから本編に触れます◇

脚本も想定内ではあるんだけど、友人と、なるほどね、となったポイントは、シロさんが、あの流れで自分も実家に帰らないと決めたのは当然として(っていうか、親の問題じゃなく、シロのケンジへの伝え方が有り得ないし、自分だけ帰るつもりだったんかい!なんだけど、あれは前振りだから)、それを聞いた両親が「それなら二人で帰っておいで」と言わなかったこと。そして、本当に帰らなかったこと。それでいて、誰も不仲になっていないこと。あれはちょっと深い。

二人が体現している色々な家族の形、個としての選択肢、自分らしい生き方について、ほんわかと考えさせられた。