弁護士・筧史朗(西島秀俊さん)とその恋人で美容師の矢吹賢二(内野聖陽さん)。ある日、史朗の提案で賢二の誕生日に京都旅行に行くことになった。しかし、旅行中に史朗からとある話をされ、賢二は内心ショックを受けてしまうが、それを史朗に言うことはできなかった。それ以降、2人は互いの本音をなかなか話せなくなってしまい…。
元々原作が好きで実写化される前から読んでいた作品。実写のキャスティングが素晴らしい。賢二がまんま賢二。内野聖陽さん以外、誰も演じられないと思う。
原作のエピソードを映画でもしっかり描かれているのがいい。実写化すると余計なエピソードが入ったりすることも多いが、この作品はしっかり原作を重視しているのが見ていてよくわかる。
2人の関係が見ていて本当に素敵。史朗さんは賢二のことを、賢二は史朗さんのことを大切にしているのがよくわかる。観ていてほっこりするし、心が温まる作品。映画ではそれがより顕著に表れていた気がする。
食がテーマの作品でもあるから、出てくる料理がどれもおいしそうに見えて仕方ない。
個人的には、悟朗の話が出てきたのが嬉しい。評判もいい作品だし、続編にかなり期待。
