何食べシリーズ一気見。
2人の京都旅行、ジルベール・小日向さんとの夕食会、シロさんとケンジそれぞれの親との関係、健康問題などなどテーマとしては盛りだくさん、お料理シーンも盛りだくさんの充実した映画でした。
愛ゆえに、誰よりもパートナーの健康を心配して、いらぬ不安まで抱えて、すれ違いつつもちゃんと正直に会話する2人が愛おしいですね。
恋愛が楽しくてキャッキャする若い同性カップルの物語はそれなりに増えつつある中で、このシリーズは、2人が40代?で長年連れ添っていて、地に足ついた日々の生活があって、親との確執や介護の問題も考えなければならなくて、世間からの目や社会的マイノリティの生きづらさもあって、、、というかなりリアルに寄せた物語であるところが意味あることだなと思います。
ケンジのキャラクターはかなり漫画的、というかステレオタイプ的に思えてあまり好きではないのですが、内野聖陽さんが細部まで魅力的につくってるし、上手いですね。シロさんからお正月宣言を受ける場面は特に引き込まれる演技でした。