このレビューはネタバレを含みます
せっかく生活保護をメインテーマのひとつにしてるのに、捕捉率が元々かなり低いという重要な問題にはなぜかほとんど触れず、件数的にも金額的にも1%未満の不正受給（しかも故意ではないケースが多数を占める）について、”その人たちが貴重なパイを奪っているせいで真に必要な人が受給できないんだ”的なよくある誤解を招く表現が何回も見受けられたのは残念すぎるし（そういう姿勢が映画のなかでも問題視されていたスティグマを強化してるんじゃないの）、扶養照会が必須ではないことも濁されてるし、何だかなあという感じ
犯人も生活保護受給してる親子を心中未遂に追いやってるし（そりゃあんな対応したら追い詰めるだけじゃない？命が助かったところで心中未遂までさせて”無事”なわけないだろ）、何がしたいのかよくわからん
