ゆう

護られなかった者たちへのゆうのネタバレレビュー・内容・結末

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

東日本大震災が起きて、復興・がんばろうとテレビでは見聞きするけど、まだまだ悲しみの中生きていくのに精一杯の人が沢山いる

つらくて不安なとき、けいさんのような人に出会えたらどれほど心強いだろうと思った。
カンちゃんは護ってこなかった人を決して許せないけど声を上げる大切さも強く感じていて、希望もずっと捨ててなくて護られなかった人達を護ってあげたいとずっと闘ってきたんだと思うし、利根さんは自分のことを許せないままでも死んでいい人間なんていないと優しさを持って生きてカンちゃんを助けようとしていて、みんな優しくて悲しい。

傷ついてない人なんていないし誰も悪人ではないけれど、どうにもならない天災をどうにか受け入れながらも人災が生まれてしまうやりきれなさを感じた。

声を上げる、図太く何度も。勇気がいるけど大切なこと
生活保護を受ける、受けないだけではなく、一生懸命生きていこうとする人に優しい社会であってほしい。

俳優陣が豪華、佐藤健くんの悲しい目や阿部さんはもちろん、清原伽耶さんの演技も引き込まれた。
瑛太くんの笑顔だけど笑ってないような人が1番怖かった。
ゆう

ゆう