きのと

護られなかった者たちへのきのとのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
3.9
東日本大地震から9年後、生活保護に関連した連続殺人事件が起こる。

ミステリー調にしつつも、護られるべき弱者が放置される社会への怒りがテーマなのかなと思いました。生活保護の不正受給の描写もあり、悩まされ疲弊する公務員側の視点もある点が良かった。完全な悪者がいないのが複雑なところ。

警察でも行政でも、他人の人生を左右出来る権力を持っているからこそ、使い方を間違えてはいけない。
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