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明日の夢があふれてるのIMAOのレビュー・感想・評価

明日の夢があふれてる(1964年製作の映画)
3.5
高度経済成長期の高揚感に満ちた一作。タイトルが示す通り、この時代は本当に夢があふれ前向きだ。全てが円環状にまとまった構成と脚本。不幸があっても、それは努力と工夫で必ず乗り越えられるべきものだったのだ。モノレール、首都高速、羽田空港…時代は前へ上へとひたすら向いていた。でも今はどうだろう?この映画の超楽観的な雰囲気に、とても複雑な思いを抱いてしまう。二度と訪れない日本の最盛期の記録が美しくも、残酷に記録されている作品。
鰐淵晴子、三田明、勝呂誉、柏木由紀子、菅原文太、なべおさみ、佐野周二、益田喜頓、月丘夢路、大泉滉など、番匠義彰組の常連が出演。撮影はあの厚田雄春。
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