個性豊かな乗客達を乗せたバスが故障して立ち往生。そこから明かされていく戦争の傷跡。
こんな時代がたしかにあったのだと打ちのめされる。
めくらのあんまさんとつんぼのおじいさんの掛け合いを仲介・通訳…
バスの乗員達は戦後社会の縮図で、戦争のせいで離れ離れになった男女や、軍の元上官と兵士など関係が引き裂かれた者同士が乗り合う。
故障したバスを押すように、傷を抱えた人たちが前に進もうとする姿に胸を打た…
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>>続きを読む清水宏(filmarksは分かれちゃってる)が『有りがたうさん』の10年ちょい後に撮ったこれも同じくバス映画。戦前/戦後という時代背景から見出せそうなコントラストというものはこの2作品においてはとて…
>>続きを読む 国破れて山河在り。この山奥には米兵も焼け跡も闇市もない。あるのは動かないバスと戦争に疲れた乗客ばかり。
敗戦で帝国の機関が止まったようにバスも故障で止まってしまうと按摩福市の勘働きに沸いていた車…
最後の乗客3人がバスに乗り込んでいると、あの無銭乗車のアイツが乗ってきて(どこ行ってたんだよ)水島にもらったお金取り出してキリッとした態度で運賃を支払う。最後の最後まで素晴らしいな。それぞれの戦争の…
>>続きを読む乗合バスは戦前の『有りがたうさん』を思い起こさせ、日守新一は『按摩と女』と同じ役柄で按摩の福さんだが、戦後まもなくの作品なので、戦争で心身ともに傷ついた人々が描かれている。
「戦争のことは忘れましょ…
特集 発掘された映画たち2022
バス故障で始まる乗客たちの物語。見た目にも会話にも戦後の影響が色濃く残るけれど、不思議と悲壮感のようなものはあまりなく話は進んでゆく。盲按摩師と聾唖爺さんの会話を…
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