南

PIG ピッグの南のレビュー・感想・評価

PIG ピッグ(2021年製作の映画)
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字幕と、大塚明夫さんの吹替で2回観た。

設定だけ聞いて『ジョン・ウィック』のような展開を予想してたけど、終始落ち着いた雰囲気の静かなヒューマンドラマだった。

ミニマルな演技、
霧けぶる針葉樹林、
秋〜冬の薄暗いオレゴンの気候、
最低限のカメラの動き、
控えめな劇伴、

などが印象的。

あと『へレディタリー〜継承〜』の某シーンがトラウマすぎてアレックス・ウルフが車に乗ってるだけでハラハラしてしまう笑

「なんでトリュフなんだろう?」

と思って検索したところ、ポートランドの食事情について書かれた記事を発見。

https://www.asahi.com/ads/clients/bonmarche/fmtg/fmtg20171121.html

この地域は自然が豊かで、森林ではおいしいキノコが沢山採れ、キノコハンティングを趣味や仕事にする人も多いそう。

劇中でも扱われた黒トリュフが名物で、他にもクラフトビールやサードウェーブコーヒーが発祥したりと、食のトレンドには事欠かない街らしい。

行ってみたいな〜。
南