このレビューはネタバレを含みます
ニコラスケイジが攫われた豚を探しに行く
ストーリーはその一本槍なんですけど、キャラクターの肉付けと、洗練された台詞と、綺麗な場面カットで、なんとも味わい深い映画にするのがすごいですね。
豚は、結局死んでいたという残念な結末で、主人公ロビンはひどく悲しみます。それこそ子を失ったと同義の気持ちでしょう。
それだけ言うと完全なバッドエンドなんですが、この豚を探す行程で、いろんな人と会い、人の暖かみ、苦しみ、悲しみ、人生のままならさに触れたロビンは、痛みを抱えながらも明日を生きていこうとなったんじゃないかなと思います。アミールに「また木曜日に」って言ってくれたしね！
