このレビューはネタバレを含みます
2024-66
トリュフ狩りをする1匹のブタと山奥で暮らすロブ。ある日ブタが盗まれてしまい、ロブは取り戻すために街へ出るのだが……。
すごく静かな映画。
トリュフのためではなく、愛しているから捜すという彼の愛情深さ。
だいぶ汚れたオッサンだけど渋い。
口数が少なく多くを語らない男だが、その裏では妻を亡くした悲しい過去を抱えている。そして愛していたブタも亡くし、妻からの誕生日祝いのテープを聞くシーンが切ない。ロブが報われなさすぎて……幸せになってほしい主人公だった。
「あの子を捜しに出なければ
頭の中でまだ生きていた」