ナチスドイツ占領下のフランスにあって数百、数千のユダヤ人の子どもを救った、パントマイムの神様マルセル・マルソーの明かすことのなかった実話とのこと。
ユダヤ人を根絶やしにしようとするナチスへの最大の抵抗…家族や死んでいった同胞のために戦うのではなく、子どもたちが一人でも多く生き延びて、一つでも多くの生命を未来に繋ぐこと。
そんな風に語るマルセルの正義感と優しさに溢れた決意には目頭が熱くなった。
ただ、沈黙への感性に溢れた人物を描くなら言語への配慮も必要なのかな。。
実態はわからないけど、目の前で両親をナチスに奪われフランスに渡った少年少女たちとの出会いのシーンはもう少し描き方があった気がする…
あとは一番良かったシーンのセリフメモ
なのでネタバレあり。
子どもたちかナチスに捕らわれる前に
逃がすべきだ
ナチスの目的は?
目的はユダヤ人の絶滅
つまり真の抵抗は
連中を殺すことじゃない
それよりもなるべく多くの
ユダヤ人を生かそう
全員は殺せない
なら何人か救おう
いつかあの連中は捕まり
僕らが助けた子たちは家族を持つ
死んだ同胞たちは?
彼らは何を望む?
僕らが復讐に命を捧げること?
彼らの子孫を助けること?