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タイガーテール -ある家族の記憶-のucandoitのレビュー・感想・評価

4.0
Netflixって台湾では網飛って書くんだ。まんまですねw。

台湾中部の貧しい村虎尾に生まれた少年。
1歳で父を失い祖父母の元で1年を過ごす。蒋介石の国民党が不満分子を探しに家来る。
母が恋しく幻覚を見るほどだったが陽気な少女と出会い幸せなときを過ごした。
大人になって再会、ちょっと不良っぽくイケてる女性に成長した彼女と付き合い始める。
彼も少しチャラくていたずらっ子ぽい好青年です。二人のデート。フェイダナウェイ、「君といつまでも」の台湾バージョン、オーティスレディングの「ドックオブザベイ」。
同世代なので郷愁に浸ってしまう。
台湾てなぜか懐かしい感じです。


ここから備忘録のネタバレ

工場勤務で働き詰めの母(毒舌で強く逞しい女性)を楽にさせたいと工場長の次女と持参金付きで結婚、彼女に何も言わずにNYに渡る。妻は良い人だが大人しくて華がない。アメリカでの暮らしも単調で辛く笑顔を失って行く主人公。頑張って働きそこそこの成功を収めるが蔑ろにして来た妻に去られる。娘とも打ち解けられない。彼女の芸術肌の彼氏も気に入らない。

そんなとき昔の彼女とFacebookで繋がり文通。メリーランドで幸せな家庭を持つ彼女とNYで再会。楽しいランチ。娘にもっと心を開きなさいと助言される。やっぱり華があってイケてる女性に成長してました。

彼氏に去られて傷心の娘と二人での台湾旅行。人生のボタンを掛け違えた主人公だが娘の中に最愛の母を見る。

ちょっとやり切れないが良質な映画でした。
台湾映画は「あの頃君を追いかけた」に次ぎ二作目。両方共好きです。
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