「君はひとりじゃない」のマウゴジャタ・シュモフスカ初の英語作品らしい。とても静かなドラマだが戦慄が走る。
羊飼いの男が率いる女性ばかりのカルト集団の話。
女性たちを「妻」と「娘」に分けて服装も妻=赤、娘=青で揃えている。
娘が「大人」になると恵みを与えると称してアレしたり、従順な彼女たちにやりたい放題。
一夫多妻、近親相姦匂わせる描写の数々。
はっきりは説明されないがそれの繰り返しでコミュニティを維持していると思う。
外部からの何かを察すると住みかを移し、ジプシーのような生活をしているようにも見える。
何もわからずにメンバーとなった従順な女性たちにも時がたつにつれさすがに疑問を持つものは出始めるだろう。
カルト集団の恐ろしさ、自分を浄化して高めるために女性を操るカルト長の狂気の話でもあり、それに対するリベンジスリラーでもあると思う。
ラストシーンには爽快さと新たな恐怖の両方を感じたが、はたしてあの意図は……
ラフィー・キャシディって「聖なる鹿殺し」「ポップスター」に出てた子か!!!
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