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ホテルローヤルのharunomaのレビュー・感想・評価

ホテルローヤル(2020年製作の映画)
1.0
いわゆる人間模様というやつは、ヌーヴェルヴァーグも相米慎二も通過せずに今生きられている。トラベリングの1カット内の時間推移も素っ頓狂な人物造形も、ただ一人の彷徨も、無言のリアクションの顔も、少しながらの赤裸々さも、すべて言葉の上にしかなく、イメージの表層をただ滑って行くコントが百円の人間模様だ。円環も反復も薄寒い、効果ゼロ。
それはふざけですらない、死を伴わない子どもの遊びほどたちの悪いものはなく、もう少し身近に不可能性の光を思い起こして欲しい。波瑠の中でも最低の映像たち。
武は頭が悪すぎる。武とは馬鹿の代名詞。
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