もう夏

木の中の静けさのもう夏のレビュー・感想・評価

木の中の静けさ(2010年製作の映画)
3.0
火曜日の朝6時、コインランドリーにて鑑賞。
そういえば今日5月5日だね!?注文表を記入して気付いたよ……
男の子の節句だね〜、みんなおめでとう!
元気に1年過ごしてね!

木々の静けさの中、不思議な番の生き物を描いたアニメーションムービー。

全編通して言葉はなく聴こえてくるのは木々のさざめきと僅かな呼吸音だけなんだけど、すごく上手く纏まっていて独特な世界観が綺麗でした

あの子たちの笑顔めっちゃかわいい……
勤労の疲れが癒された

あの反応からすると2人は生まれたてなのかな?

なんか失楽園みたいだったよね
純粋な世界をただ楽しんでいた彼(彼女)は、「何か」を食べたことによって木々の静寂を抜け出し、轟轟と吹き荒ぶ吹雪の中へ進み新たな広い世界と出会う
アダムとイヴは善悪の知識の実を食べたことにより開眼し自らが裸であることを知ったというけれど、彼もまた水面に移る自分の姿を見て、自分が何者であるかを知った
またアダムとイヴは果実を食べた罰として命を「有限」なものにされるけど、このお話でも食べちゃった子はやっぱり消えてしまう

このショートムービーでは食べた方と食べなかった方2人に分かれているけれど、そこには作者の願い或いは何かが籠っているのかな

食べた君が得たものはなんだったんだろうね



二本歯

溶ける

宿る
もう夏

もう夏