ハリ

めぐり逢えたらのハリのネタバレレビュー・内容・結末

めぐり逢えたら(1993年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

妻に先立たれた親子がクリスマスイブに放送された視聴者参加型ラジオで妻への想いとを語る。そのラジオをひょんなことから聴いた新聞記者の女性はその話に興味を惹くようになる。

"運命"というテーマでストーリーが進む。妻に先立たれたサムは最初は悲壮感に打ちひしがれるが周囲の後押しのおかげで前へ進もうと行動を起こす。ラジオでサムの声に惹かれたアリーはなんとかサムの素性を探ろうと探偵を雇ってまで会おうと試みる。
ラストでは息子のジョナの行動力によってサムとアリーは引き合わされて終わる。

前半はとても良かった。妻に先立たれた親子の悲しみが鮮明に伝わったし、アリーの"運命"に誘われる行動力も見応えあり。サムがいい感じになった女性の何とも言えない好感を持ちにくい演技も光る。嫌な役では無いけど何故か手放しで応援しにくい感じ。笑

だが、アリーの婚約者があまりにも可哀想過ぎてアリーの暴走が始まってからは感情移入しにくい。婚約者のウォルターは全く悪く無く嫌な奴でも無くアリーと息もぴったりで、会ったことも無いサムに惹かれる理由が無いなと感じた。まぁ、"運命"や"直感"で片付けてしまえばそれまでなのだけれども。

ジョナがどうしてもアリーとサムを引き合わしたかったのも"直感"なのだろうな。その為にシアトルからNYまで1人で会いに行く行動力は素晴らしかったし、追いかけたサムとの対面で深い親子愛も感じられた。
前半は4.1
後半は3.3で総じて3.7くらい
個人的評価:良作
ハリ

ハリ