コスミック出版のDVDボックス「恐怖と幻想の世界」より
原作はエドガー・アラン・ポーの短編小説でゴシックホラーの代表的作品とされる。
監督に関しても出演者に関してもほとんど情報がなくどういう作品なのかよく分からない。でも間男の呪いとかいうそれはどうなんだという物語部分を除けば怪奇映画としてかなり上手いと思う。
影を上手く使った緊張感の醸し出し方や母親の顔、能面の鬼のような間男の首などなどカメラワークや演出も非常に上手くすごく不気味。
惜しむらくはあっさりし過ぎなところか。登場人物のほとんどの背景があまり説明されないので誰にも感情移入できない。まあこの尺なので仕方ないのかもしれないけど。あと最初と最後のパートは蛇足では。