浅野公喜

アッシャー家の崩壊の浅野公喜のレビュー・感想・評価

アッシャー家の崩壊(1948年製作の映画)
3.3
ボックス「恐怖と幻想の世界」収録で、エドガー・アラン・ポー原作で何度も映画化されている作品でもあり、これは1948年のイギリス版。

原作には無い余計とも言える要素が加わっているらしい今作みたいですが、礼拝堂にいる母親(と首が飾られている天狗みたいな間男)のビジュアルはなかなか不気味で、暗闇から顔が浮かび上がったり家にゆっくりと侵入してくる際の影の映し方はなかなか秀逸で、モノクロというのも相俟ってレトロな怪奇映画としての雰囲気たっぷり。一部編集が雑というか素人臭い点も有りますがなかなか楽しめました。
浅野公喜

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