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マグノリアのざくろのネタバレレビュー・内容・結末

マグノリア(1999年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

スポットの当たる登場人物が多いため、劇的な展開や人物同士の強烈な繋がりがあるかと思いきや、ラストの超常現象(ファフロツキーズ現象という?)以外は、じわじわとそれぞれの人間関係や葛藤や描かれていく、群像劇。だが、それだけではない作品だと思う。少し考察や解説を調べてみれば見る程、自身では気づかなかった興味深い、共通点や背景が!(出エジプト記など)
良い意味で1回鑑賞では終われない作品だ。

Tom Cruiseがいい顔で✕✕✕やら※※※やら言っていて、それも見所かも?笑

中でも人の良さそうな介護士フィルの頑張りと正義感の強い警官ジムの行動は大きい。一人の行動は連鎖のように連なり、関わる人々の意思決定で、様々な展開や結果となっていく。感情と言語を持つ人間の特徴であり、人間たらしめるもの。

電話のシーン、セブンイレブンのマークを発見!笑
突然車に何かが落ちてきて、牛糞!?悪戯!?と思い、思わず巻き戻した。でかいカエル。衝撃が強いのはもちろん、次々と登場人物たちの展開や心情との何とも言えないマッチ感が他にない表現力が凄い。ただ苦手ではないけど音が…

最初、薬中のクローディアが何か引き起こさないか、逮捕されないか、どきどきしていたが、ジミ・ーゲイターの一言で印象は一変した。彼女の行動たる所以も分かり、素直に更生と幸せを祈りたくなった。

現天才少年を思うと苦しくなる。逆に親の勝手な期待から外れ、彼自身を見てくれる出会いに恵まれ、成長していけるといいのだけど…

もう一度鑑賞したい作品。
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