みーたん@映画初心者

マグノリアのみーたん@映画初心者のネタバレレビュー・内容・結末

マグノリア(1999年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

私の恋人(映画オタク)がいいました。
僕の生涯のベスト3に入る映画だ、と。
WOWOWで放映するとのことで、そんなにいいのなら、是非観なくてはと夜ふかししました。
恋人は忘れていました。
私が大の爬虫類、両生類嫌いだということを。


途中までは良かった。すごく良かったんです。
ラスト突然のカエル、カエルカエルカエルカエルカエル……耐えきれずトイレに行って帰ってきてもまだまだカエルカエルカエルカエルカエルカエル……
エンディングの朝もカエルカエルカエルカエルカエルカエル……カエルで若干滑る演技とかそんなリアリティいらない。全身が痒い。

今までのあらすじを忘れてしまうほどパニックになる私。
となりで見ていた母は大爆笑。
私はその場で彼に連絡。
「ねえカエルは聞いてない!!!!!」
「ごめん」


人並みの感想かもしれないけれど、人間とはなんて醜いのだろうと。
いろんな面で極限の人々の叫び、怒り、悲しみ、エクスタシー(これは1人だけだけど…)
汚い汚い、けれどそれが妙にリアルで、心に突き刺さる。登場人物の中の誰かに感情移入し、そして誰かを嫌悪する体験。

私はもうカエルのせいでもう二度と見られないけれど、何度見ても新しい発見があるのではないかと思います。
間延びした感は否めないですが、それでも緻密に作られていました。
それにしても、カエルカエルカエルカエルカエルカエルカエル……