雨宮はな

30日のセックスの雨宮はなのレビュー・感想・評価

30日のセックス(2016年製作の映画)
3.0
セックスレスの相談を受ける機会が多かったので真剣に観てしまった。
離婚危機の夫婦がセックスを通して、自分の解放と相手の理解を深める努力をする様子と経過を描く。
登場人物の服装に現在のスタンスや心的距離が表れていて面白い。
結果は、妹の結婚式でのスピーチによく表れている。セミナーを受けて変化した考えや気づいた気持ちを発表している。夫婦で在り続けるための一種の指針になると思う。

また、この手の作品は30日分の課題をちゃんと紹介されないことが多いが、ちゃんと30日分(それもタイトルを付けて)紹介されていて感心した。

確かに主人公たち(に限らず登場人物)は美形ではないが、だからこそ現実味があって映画の内容を楽しめると感じた。妻役の女優さんは近所や仕事場にいたら綺麗だと評価されると思う。

双方がこの問題を真剣に受け止めていて、自分と相手の為になることをしたいと努力する姿勢でないと解決は難しいのだと感じた。
雨宮はな

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