写真家森山大道のドキュメンタリー。
なんだけど、ドキュメンタリー作品としてはうーん。
菅田将暉のオープニングがちょっとなんだっていうのと、プロフェッショナルみたいな字幕がやり過ぎてた。
やはり御本人の作品や発言、そしてコンデジ片手に街を歩き撮影している姿が差し込まれると、それら以外はたとえ良い映像、音楽もそれなりに見えてしまいます。
それでも写真集の紙になる北海道での材木伐採から、印刷工程を見せられるとワクワクするし面白い。
この人の写真をみると
日本ってこんなにおかしな国だった?
こんなにカオス?
みたいな人間の欲望や本能が垂れ流しになっていてドキッとさせられる。
彼が絶対に取りこぼさない風景というのは、日常目に入る景色を物凄い勢いでフィルターにかけ、必要なものだけをすくい取ろうとするわたしたちにとって、心のどこかで欲しているのかもしれません。
これからもお元気でご活躍してほしい。