写真家、森山大道のドキュメンタリー。
1968年のデビュー写真集の復刊プロジェクトに密着したもので、ちょっと求めてるドキュメンタリーとは違っていたかな。
森山さんより造本家や編集者たちによる印刷・造本工程をたくさん見させられたような…
刷りのこだわりや、印刷工程は楽しかったけど。
しかも、冒頭の菅田将暉のナレーションとか全くいらないし。
作り込み過ぎてあざとい感じ。
もっとご本人の声で、昔の話とか写真の話とか聞きたかった…。
どうやったらあのザラザラした荒い粒子になるのかを自宅で現像やプリントして研究したことがある。森山大道好きなら一度は通る若い頃の“写真あるある“です。
森山大道は、今も若い人たちや世界中で影響を与えているスーパー80代爺ちゃんなんだと実感できた。
尖った人かと思えば、ご本人は若い頃から穏やかでお年をめした今も変わらず。Nikon Coolpix のちっこいコンデジを持って、あの歳でまだあんなに歩き回ってるのかと驚く。
森山大道って、名前からしてカッコイイ写真を撮りそうって昔から思ってた。本名は「ひろみち」さん。
📌MEMO 森山大道の言葉より
「カメラはコピー機にすぎない」
「中平卓馬はゴダールで、俺はフェリーニ」
「写りゃいいんだよ」
「ニエプスから勲章をもらったんだと思っている」
フランスの芸術文化勲章受賞時