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幸福号出帆のseapony3000のレビュー・感想・評価

幸福号出帆(1980年製作の映画)
4.0
斎藤耕一の夢ドリームが三島由紀夫とのケミストリーでさらに気持ち悪いお伽話になっていて嬉しい。モノローグがカマトトすぎる藤真利子、斎藤耕一はなぜ草刈正雄で一本撮らなかったんだろうとのファンの不満はこの倉越一郎さんで埋められるだろうか。安い住宅毎晩のオペラが近所迷惑の加藤治子&岸田今日子姉妹、オペラ歌手高峰三枝子とその仲間たち死んだ者がシェアするお屋敷、極楽鳥の密輸で登場の待ってました森本レオ。ベロニカフォスみたいな江波杏子。いらん反復にたけしみたいなコケ場面、過剰な演技演出に呆れを増長する佐藤允の船長。斎藤耕一といえば船。幸福号?そんな名前の船になんか乗りたくないわと言う江波杏子に激しく同意。はじめて家を出てひとりで生きていき、短い命を謳歌する岸田今日子は将軍と林ゆたかのバンドのアジトで自由を噛み締めながら死ぬ。一方でお花畑チームをのせた幸福号は出帆する。
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