それぞれのグラデーションがしっかりとあって、誰にも寄り添い切らずに観れたのがとても良いなと感じた。
合う合わないのジャッジでは語れないことが世の中には多過ぎる。
外との亀裂で悩むのが若年層で、内の混濁さで捻れるのが壮年層なのかなと思う。
そして誰かの哲学に触れたいと思うのは、過去の焦燥に思いを馳せているのではなく
孤独を深く認める為に必要なのはやはり、他者のコントラストを正面から知ることなんだと感じるからで。
「同じではない」という事実は、こうも広く揺るがなく中立なのかと打ちひしがれる。
最後に属す場所は心の根でしかない。
