お話は解説の通りで厳しいながら身につまされるようなものでした。
エドワード(ビル・ナイ)のウィキペディア趣味からのナポレオン軍兵士の日記の引用や、アンソロジーを編纂するグレイス(A.ベニング)が引用する詩がとても素晴らしくちりばめられていました。美しい脚本です。
主演3人はそれぞれにハマっていてほぼ完ぺきのできですね。
グレイスが教会に行った後、「キリエで6回(だったかな?)「憐れみ」を祈ったわ」なんて言ってました。この後しばらくしてモーツァルトのハ短調ミサ(K427)のキリエがかかります。美しい!レクイエムじゃなくてこの曲を選んだセンスが最高です。
邦題はちょっと違うと思うぞ。