【あらすじ】
箱根は強羅のホテルで働いている兄妹(岸井明は荷物運び、高峰秀子は売店)はとても仲良し
二人っきりの慎ましい暮らしだが兄は年の離れた妹をかわいがり、妹もそんな兄を頼りにしていました
そんなある日ホテルへ療養に来ていた東京の奥さん(村井幸子)は高峰秀子が生き別れた娘であったことに気づきます
奥さんには震災で離れ離れになった娘がおり、再会に涙するのだが仲のいい兄妹は引き離されてしまうことになり、、、
【感想】
1時間以下のとても短い映画
なので変なくどさもなく良く言えばテンポよく、悪く言えばわりとあっさりラストまで進みます
震災で離れ離れになったと説明があるだけで回想シーンなんかもなく、どんな経緯で高峰秀子が岸井明の妹として育てられたのかなんかも語られません
その辺りはこの短さなので仕方ないですね
シンプルに素朴でいじらしい兄妹のいい映画って感じです
デコちゃんは当時14歳!岸井明は28歳で、村瀬幸子は33歳、みんな年相応の役なんだけど
震災が関東大震災だとすると15年前になるわけで
そうするとデコちゃんは16歳以上の設定なのかな?にしては子供っぽい役だったなー