刑務所内の食堂担当としてシェフを続けていた主人公。仮釈放の日を迎え、晴れて出所するも厳しい現実が彼を苛む。
刑務所の外だからって「自由」とは限らない。
出所者の社会復帰を阻む数々の壁。
元受刑者という生涯付き纏うレッテル。
どんなに腕が良くて正当に評価されず、味わうのは屈辱ばかり。
日本でも出所者の2人に1人が、再び刑務所に戻っているのが現実らしいですね。
外の世界よりもそのアイデンティティが守られ、信頼し得るコミュニティが存在するのだとしたら、その割合も納得なのかも。
決して問題解決ではないのだけれど、なんだか温かい気持ちになれるラスト✨✨
社会規範としてはNGだけど、あの一突きはスカッとしてしまった😝