戦前から戦後の変遷していく社会を背景として描きつつ佐田&高峰夫妻にフォーカスして展開する物語には結構引き込まれるものの、これだけの長尺のわりには駆け足に感じるところも多い。息子のエピソードなど明らか…
>>続きを読む転勤を繰り返す灯台守一家の喜びと悲しみの物語。1話完結のテレビドラマを連続で見ている風で、各話毎に出来事があるので、長い割には退屈はしない。まあ、出来事と言っても、多様化した昨今のドラマみたいにドラ…
>>続きを読むテレビ放送の最初に「現代では適切でない表現が含まれておりますが…云々」というテロップが流れるけれど、最近見た映画の中では、それを一番強く感じてしまった。昭和の「男は仕事に邁進して、妻はそれを支えれば…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
授業関連で。今まで観た木下作品の中ではいちばん好きだった。泣きはしなかったが、『二十四の瞳』『野菊の如き君なりき』に比べ冗長さも薄れ、2時間半ある映画としてはすんなりと観られた。
娘の結婚式が教会で…
木下惠介監督の総天然色映画。3時間は長い。
戦前から戦後の25年の間に灯台守の夫と妻が経験した、子の誕生と別れ、同僚との強い繋がり、家族の運命を変える出会い。タイトルのとおり、夫婦の人生の喜びと悲…
『永遠の人』や『山河あり』や『二十四の瞳』のような大傑作を作り上げたかと思えば、『笛吹川』や『楢山節考』や『野菊のような君なりき』などの様な実験的な映画も作る木下恵介監督にしては、この映画、オーソド…
>>続きを読む灯台守という日本の僻地ばかりを巡る転勤族の家族。美しい自然や家族の苦労は窺いしれるもののストーリーとしては淡々とし過ぎて、ちと盛り上がりに欠ける印象だったかな。若い時から初老までを自然に演じる高峰三…
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