マサミチ

喜びも悲しみも幾歳月のマサミチのレビュー・感想・評価

喜びも悲しみも幾歳月(1957年製作の映画)
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う~ん…どうも木下惠介監督作品は性にあわないとゆうか…例えば【日本の悲劇】や【笛吹川】のような冷徹な視点で描かれた諸作品は良いと思うんですが、この監督のウリである叙情性豊かな作品になると、例えば【二十四の瞳】や【野菊の如き君なりき】辺りにになると、どうもダメですね…何故かは分かりませんが。

この作品もそんな叙情性ある作品の系譜だと思うんですが、序盤からのノリや会話のテンポがまるで合わず、ドラマチックな展開も終盤の息子の死と娘の結婚と同時の海外行きくらいで、第二次大戦とゆう背景もほとんど字幕で経緯を表す手法で、気持ちが乗っていかないですね。

佐田啓二さんと高峰秀子さんは若い頃から熟年期まで流石に上手いお芝居で見せますが、どうも。

黒澤明と双璧と呼ばれた巨匠の作品なので、つまらないとかそうゆうつもりは更々無いのですが、やっぱりダメですね。

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