ひゅうどんこ

喜びも悲しみも幾歳月のひゅうどんこのレビュー・感想・評価

喜びも悲しみも幾歳月(1957年製作の映画)
4.5
 公開当時、どれだけのオジサン連中がこの歌を口ずさみながら、「人生山あり谷ありだよな~」とクダを巻いてたことでしょう。自らを佐田啓二、奥様を高峰秀子になぞらえて(笑)。

 職務体系や居住区域の制限が大きい灯台守であることが、夫婦や家族という表現したい題材を、ボヤけることなく浮かび上がらせることに貢献してますね。

 海外では灯台守を取り上げた作品がいくつかあるようですが、日本では唯一無二(多分)。本作の存在が大きすぎたからかもしれません。

 このお仕事が無くなってしまった今、もうリメイクされることもないでしょう。ですが、いつまでもいつまでもリバイバルされることでしょう。
名作ですもん。