このレビューはネタバレを含みます
疲れた様子で家に戻り、電話にも出ず配達員のノックにも居留守を使おうとした老齢の男性の元に、窓から見えてますよ！と配達員の声。
配送されてきた商品を 要らない と返品の意思を示す男性に、他の配達員はもう下ろしちゃったよ！キックオフを逃しちゃうよ…と反発する。しかし配達員のリーダーらしき男は、彼がいらないなら受け取る必要はないんだ と引き上げる意思を示すものの、諦めきれない他の配達員は老齢の男性に、本当にいらないの？と声を掛ける。
次のシーンでは庭に設置する配達員と、それを見守る室内の男性とリーダーの男。
妻への引退のプレゼントなんだ、と零す男性に、彼女は？会えたら良かったんですがと人当たりのいい男。
無事に設置完了して帰っていく男達と、リーダーは男性に 奥様はいつお帰りに？一緒に入るんでしょう？と話し掛けるが、仕事終わりのオフが楽しみな他の配達員に促されて 何時でも電話してくださいと言って家を出ようとする。
玄関で領収書に気付き、サイドテーブルに置いて帰ろうとした時に、彼の奥さんの葬儀の案内を見つけて そういう事か…と呟く。
可哀想だな…と庭に佇む男を見詰める3人。
そして、設置したジャグジーに入る巨漢の配達員2人に挟まれた老齢の男性らがテレビのフットボールを見ながらビールを飲み、老齢の男性には本当だったら彼の向かいでジャグジーを楽しむ妻の姿が見える。
その表情を見ながら、泡を試してみるかい？と訪ね、スイッチを入れてキャパオーバー感のある4人の男達が入るジャグジーを映しながら終わり。
優しいお話…。
妻の引退記念にと奮発してジャグジーを買ったのに、届いた時に妻はいない…。
それを中々言い出せない老齢の男と、気遣いの出来る配達リーダーの男。
他の2人も悪いヤツじゃないから彼の家のジャグジーでフットボールの試合を観るし、老齢の男性の気持ちは分からないけれど、大きな男に挟まれながらも一時気が紛れたならいいなぁって思う。
まぁでも、お客が いらないわ…返品で…って言った物を黙って返さないのは海外的だなぁ～って思う。
日本だったら、そうなんですか…って大人しく言質を取って引き上げて終わりだよね。
個人的に、最後に老齢男性を挟む巨漢の配達員の、左のすっごいピンクの乳首と、右のニップレスかな？ってくらい輪郭のはっきりした濃い乳首のコントラストがなんだか味わい深いなぁって思ってた。
優しいお話って良いよね…。
