このレビューはネタバレを含みます
「coda」の様な青春ドラマ映画。
代筆というモチーフがかわいらしいし、知的なオシャレさがある。
「coda」と似通った点としては
「世間の問題」と「個人の問題」で気持ちを前に出せない二重ロックになってしまっている点がある。
今作だと
「世間の問題」=レズビアン
「個人の問題」=代筆相手への恋慕
となっている。
この二重ロック構造は今後青春系ドラマを作る際には必須になりそうな気がする。
(去年のヒットドラマの「Silent」も「聴覚障害者との恋愛」+「今カレがいる中での元カレとの復縁」という二重ロックを一つずつ解除していく話に思えた)
世間一般のしがらみと個人的なしがらみを代筆という行為でうまく合致させてたというのはもちろん。
この映画はキャラが可愛かった。いわゆるやな奴に配置されてるジョックスの男子もナルシズムが可愛い。
実際の高校生っぽさみたいなものを結構研究したんじゃないかなとか思った。