「瑞々しい」と形容するには余りに澱みのある(しかし軽快な)輝いてない青春劇で良かった。キャラが分かりやすく描かれていてそれぞれがティーンエイジャーの良さ悪さ、傲慢さがあったなあ。
エリーが安易にポールを好きにならない所も良かった。
ポールがエリーを追いかけるうちに脚が速くなって体力がつき活躍する所、話の本筋ではないんだけど良かったな。愚直な若者、一生田舎で暮らしていくのかもしれない。それが良い悪いはわからない。
(「信心深い保守的な中年・老年が沢山いる田舎」って言うのが全世界どこでも癌になっていってしまってるんだな、今は。)
将来エリーは、アスターは、ポールは疎遠になるかもしれないしまた再会を果たして物語が続くかもしれないけどそこがわからないのが未来ある若者の良い所で、どんな形でも幸せになってほしいなと中年の自分は眩しく思います。