中国人優等生のエリーはメキシコ系の美少女アスターに密かに想いを寄せているが、口下手で文才もない(アメリカ人でありながら英語があまり得意じゃないとも言う)アメフト部のポールからアスター宛のラブレター代筆を依頼される。そこから形を変えながらの三角関係が描かれていく...という点で現代的な話。
若い頃は自分の気持ちなんて分からなかったなと思い出した。社会の基準から自分の気持ちがずれていたりすると、尚更分からなくなる。確かな事、信じられる事を探す中で、迷いのないクラスメイトを羨ましく思う時もあるけど、その迷いを捨ててしまうことも違うように思う。この映画は青春時代に向き合うその”分からなさ”や気持ちの”不確かさ”を扱っている。
エリーのお父さんを演じるのはコリン・チョウ。ドニー・イェンのフラッシュポイントとかスペシャルIDとか、マトリックスにも出演してるゴリゴリのアクションスターで全然気付かなかった...。