映画武士道

吸血鬼カンパニーの映画武士道のレビュー・感想・評価

吸血鬼カンパニー(2007年製作の映画)
4.7
最近見た映画では一番面白かった作品。
(ちなみに一通り評価を見ましたが私が最高評価点みたいです)
まず面白いのが従業員が全員吸血鬼という会社の設定。
冴えないIT系従業員が主人公ですが。
その正体は吸血鬼(作中正確には違うという設定になっていますが便宜上吸血鬼にします)。
主人公以外の従業員も実は全員吸血鬼。血を吸うだけじゃなく昼食などに人間を食べています。(それも血を吸うとかじゃなくて死んだ人間の手や足の肉を鶏肉のように丸かじりにしています)。
作中では人を襲って人肉を入手しているのではなく一応合法的かもしくは社会的に問題にならない方法で入手している模様。
彼らは人間社会に害にならないように心掛けて生活をしており、社会的には通信業界の会社員として生活しており株価や会社の業績を気にして生活しています。
主人公は吸血鬼ではありますが毎日の日課はパソコンに向かい会議に追われる毎日です。会社の社長も吸血鬼ですが敏腕経営者と言った感じで会議で敏腕ビジネスマンのようなトークを繰り広げビジネスジョークとかも飛ばしています。
ストーリーが動き出すのはこの社長が既に200歳に届きそうな長寿で(見た目は40~50代)。老化のせいで痴呆が始まったらしくなぜか会社に人間の経営コンサルタント(いわゆるリストラ屋)を雇用することにしたこと。
そのせいで吸血鬼の会社員たちはパニック(人間たちに吸血鬼とばれたら一大事とかうっかり食べちゃう従業員が出ないか心配もしくはリストラの心配)。
人間より強そうな吸血鬼が人間社会にびびりまくっているのが面白かった。
またそれと同時に社長の痴呆が進行してヤバイ行動をとりだしたり、吸血鬼従業員たちが次と謎の失踪。
それから彼らがそれがないと生きていけないという宝石が保管されていた冷凍庫が盗まれる(なんでそんなとこに入れておいたんだ)。
と次から次へと問題が発生。
しかも主人公の部署にやってきた人間の女の子(かわいいけど腹話術の人形がすごくセクシーとか言って部屋に置いてる変わり者)が吸血鬼の主人公に惚れるという面白展開。
そして巻き起こる会社乗っ取り計画(吸血鬼の会社を?)。
設定が盛り盛りでめちゃくちゃ面白かった。
トークの内容もジョークが効いていて面白かった。

私的にはおすすめの一本です!
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