はち

サーカス・オブ・ブックスのはちのレビュー・感想・評価

サーカス・オブ・ブックス(2019年製作の映画)
5.0
とても良かったです。記者から一時的な仕事だろうと思ってゲイポルノ本屋始めるのすごい。でもめっちゃいい。本はセーファースペースを作るよね!最高!
カレンさんの、息子のカミングアウトを受けてどんどん変わってくのも素敵だったな。彼にとって最良の母になれるよう努力した、って言葉が響く。
ブラックキャットデモ(1966年大晦日にゲイバーに警察の手入れが入り、キス中の人を逮捕した。本件の暴力に対し、起きた当時国内で最大規模の抗議デモ。)にも参加していたアクティビストのアレクセイ・ロマノフさんの「当時の知人の9割はもうこの世にはいない」って言葉が重かった。エイズでそんだけ死んだんだ、、、っていう、、
書店の従業員もたくさん亡くなったようだし、バリーさんたちは見舞いに行くけど彼らの両親たちは電話をしても「縁切ったから!」と言ってくる始末…
80年代のポルノ反対やそれでわいせつ物頒布で有罪にされてしまった話など、アメリカも最近まで全然もっと保守的だったし差別凄かったんだなっていうのを知った。本当に見れてよかった。
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