このレビューはネタバレを含みます
🚘車・金属=冷たい(性)暴力性。
最初の事故のシーン➡︎親父からアレクシアへの暴力➡︎頭のプレート➡︎アレクシアの開花した暴力性。
リアルカーセックスのシーン➡︎強姦(?)➡︎金属ベイビー➡︎アレクシアの望まない子供。
アレクシアは(性)暴力を受けた結果、逆に自身の暴力性が開花し、自分も暴力的(暴力好き)になってしまった。メタファーを使用しないと許されないグロすぎる設定。
消防士のヴィンセント。自分は老いて、息子はいなくなってしまったが、それでも必死で自分のマッチョさを残そうとする。マッチョイズムに取り憑かれた男。
いわゆる有害な男性らしさに取り憑かれた、アレクシアとヴィンセントの奇妙な関係性。
クローネンバーグの『クラッシュ』と『ローズマリーの赤ちゃん』を足して合わせたような変な映画。凄まじい映画だが、ちょっとゴチャッとしてるかも。