大角賢聖

TITANE/チタンの大角賢聖のレビュー・感想・評価

TITANE/チタン(2021年製作の映画)
3.8
メモ
「鉄男」のように衝動的、暴力的ではなく、「Rubber Johnny」のように冷たくユーモラスではなく、とにかく痛みと、嫌悪と、最終的には愛が伴う肉体の変質。その中で孤独の救済を求める。
主人公の行動には最初こそ、どうしてそうなると違和感を多分に感じる。
しかしそのあり方には性差がなく、誰にも理解されない存在だからこそ一見突拍子もないような事すらできてしまうのだとわかる。
性差がない主人公だからこそ、男女の違いが浮き彫りとなる。
母性の所在。
そして音楽がカッコ良い。
大角賢聖

大角賢聖