たにたに

TITANE/チタンのたにたにのネタバレレビュー・内容・結末

TITANE/チタン(2021年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

【妄想】2022年146本目

グロテスクで魅惑的。
事故によりチタンを頭に埋め込まれた女性の、車に対する性への目覚め。

車との性行為ののち、身体に起きる変容に対して、"認めたくない"と、押さえつけるように自分の身体を痛めつける。

必殺仕事人かとばかりに、性行為をした相手の耳にかんざしを突っ込み殺してゆく。

車やかんざしに男性性を見立て、彼女はフェミニズムの象徴として我々に強いインパクトを与える。

彼女はさらに、指名手配から逃れるために行方不明の男性になりきる。
膨らんだ胸やお腹に包帯をグルグル巻きにして、女性らしさを拘束する。

ストーリーとしては、大胆で共感性は低い。しかし、チタン✖️人のような関連性のない掛け合わせで、女性の強さと魅力を表現するのは見たことがない。

洗面台の角に鼻骨を叩きつけるのは、鳥肌が立ちます。。
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