あけましておめでとうございます。
このお正月を使って去年観てレビュー間に合わなかったシリーズを開催します！わーい。
その①『TITANE』
俺の手元に「ちょっと待てぃ！」ボタンがあったなら連発して全然映画が進まなかっただろう映画チタン。
訳が分からないが訳が分かってくるのでそんなに不親切設計ではない。
カニバリズムよりワキ毛しか覚えてない前作も終わってみれば愛の物語だった気がするし、今回もカーセックスと痛みにこちらは戸惑いながら見進めると最終的には愛の物語だった。画面からは常軌を逸した映像がやたら飛び込んで来るので強烈ではあるんだけど、そんな難しい話はしてないんじゃないかってのは思う。
どんな子が産まれてくるんだろう？タイヤとか付いてたらどうしよう！ブゥォーンって子宮から出てきたらどうしよう！とドキドキしながら観てたら形は人間だったので、という事は…？となった人も多いと思う。解釈は色々あると思うが、消去法で考えてあの人しかいない。もう一度確認したい場面を見直す。お腹の件である。あ…こいつ…やってんな…！！って表情をちゃんとしてた。これはクロですぜ。間違いない。ステロイドおじさんにキスして、そういう事じゃない！と拒否されたのも、彼女は親から愛された事がなくて性愛的な方法でしか表現出来なかったのかなと思うと腑に落ちた。
